小学生になる娘と年少の娘が喜んで
夜、寝る前の寝かしつけの本として
楽しみにしている本です。
「たまごにいちゃん」
「たまごねえちゃん」の
シリーズで全10冊が発売されています。
子供たちはどの本もお気に入りのようで
気に入った本が無いときに、
たまごにいちゃんを勧めると
「それでいい!」とすんなり決まります。
たまごにいちゃんは自分で殻が割れるのに
親に甘えたいから、
いつまでたっても自分で殻を割りません。
でも、話の最後では殻を割っても
親の関心は変わらないんだよ。
というメッセージを成長していく子供達に与える本です。
日々成長して、変化していく自分を、
親は変わらず受け入れてくれるよ
という安心感が本を読んでいるうちに刷り込まれていく
そんな感じがしました。
何度も読んでほしいという娘たちには
本書が、そんな成長期の不安な気持ちや、
妹、弟などの年下兄弟の誕生による
自分への愛の不安などを和らげてくれているのでしょう。
分かりやすい絵が大きく描かれていて、
文書量は比較的少ないので
子供が飽きることなく一気に読める
なかなかの良書だと思います。